『妊娠糖尿病です』
言われた瞬間『え?』
びっくりしますよね。
第一子の時は、境界型糖尿病だった私ですら青天の霹靂でした。(自覚なさすぎ!!)
では『妊娠糖尿病ってどんな病気?』『原因は?』『何がいけなかったの?』などなど色々疑問だらけなのでまとめてみました。
境界型糖尿病の私からすると妊娠糖尿病の診断基準ってきびしー!って思いました。
赤ちゃんのために検査してくれているのであたりまえでしょ!と言われるのも承知ですが、あえて感想を言わせてください。
最初に『妊娠糖尿病』と聞いた時に自分の数値がすごく悪かったんだと思い、自分は悪いことをしてしまったんだ。という罪悪感に襲われ倒れそうになりました。
すごい怖いですよね、『妊娠糖尿病ですよ』って言われたら。私は境界型糖尿病のくせにそう思ったんだから何でもなかった人がそう言われたらほんとうにびっくりするはず・・・。
妊娠糖尿病とは?原因は何?
妊娠糖尿病とは何?
妊娠中に血糖値が高くなったり、血糖値が高い状態が初めて発見された場合を妊娠糖尿病といいます。
妊娠糖尿病のような糖の代謝異常とされるものには、
- 妊娠前から糖尿病だった場合、
- 気づいてなかったけれど妊娠前から糖尿病だった場合、
- 妊娠してから血糖値が上がり妊娠糖尿病になった場合があります。
妊娠糖尿病の原因は何?妊娠糖尿病のなりやすい人は?
妊娠時には胎盤(たいばん)で血糖値を上げやすいホルモン(インスリン拮抗ホルモン)などがつくられるため、妊娠中期以後にインスリンが効きにくい状態になり(インスリン抵抗性)、血糖値が上昇しやすくなります。
妊娠糖尿病ではない妊婦さんでは、インスリン抵抗性になる時期には、膵臓からインスリンを多く分泌して血糖値を上げないように調節します。しかし必要なインスリンを分泌することができない体質の妊婦さんでは、血糖値が上昇します。
体重が重い、両親や兄弟姉妹に糖尿病がある、尿糖陽性、先天奇形や巨大児の出産歴がある、流産や早産歴がある、35歳以上、などの場合には血糖値が上昇しやすいといわれています。
また、妊娠中に検査をして、血糖値が高いことが初めてわかることもあります。とくにインスリン抵抗性のない妊娠初期に判明した場合には、妊娠前から血糖値が高かった可能性が高いと考えられます。
(引用元:http://health.goo.ne.jp/medical/search/10M11200.html)
妊娠糖尿病の診断基準が厳しい
平成22年9月に妊娠糖尿病の診断基準が変わり、今まで診断されなかった軽い妊娠糖尿病が、もれなく診断されるようになりました。このため平成23年度の妊娠糖尿病の入院患者は、平成21年度の約2.5倍にまで一気に増加しました。
妊娠糖尿病の検査は?
妊娠糖尿病は75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)によって診断されます。検査の前日は健康診断同様夕飯以降絶食で、病院で腹ペコな状態の空腹時血糖値を測った後に甘い微炭酸水を飲み、その後1時間後、2時間後の血糖値を測定します。
これは、つわりの時期だと本当にきつい。
つわりではなくても妊娠期間中にずっと何時間も待合室で待っているってしんどいですよねー。
妊娠糖尿病の基準値は?厳しい?
75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)検査で
●検査前の数値が92mg/dl以上、
●1時間値180mg/dl以上、
●2時間値153mg/dl以上
のいずれかがあれば妊娠糖尿病(GDM)と診断されます。
『判断基準が厳しい』といわれるのは基準値ギリギリ超えた!という方が多いからそう言われている可能性もあります。
それは平成22年9月以降に基準が変わって妊娠糖尿病になる方が増えたというのからもわかります。
私の場合は境界型糖尿病なので、妊娠する前は糖尿病ではないといわれ(境界型)、妊娠する前の段階では、妊娠したら多分妊娠糖尿病の基準を超えるというぎりぎりのラインにいるので、『妊娠糖尿病の基準値は厳しいな』と思う点です。(勝手な感想ですが)
それも赤ちゃんと母体の合併症を防ぐための策なのでもちろん、頑張って基準値以下になる努力もしなきゃと思っています。
非妊娠時の糖尿病の検査の基準値は?
空腹時血糖値は110mg/dl正常値(100mg/dlまでがよいとされている。110mg/dlだと正常高値)
ブドウ糖負荷後2時間値140mg/dl以下
が正常値です。
空腹時血糖値が110~125mg/dL、HbA1cが6.0~6.4%、が境界型糖尿病とされています。危険な状態です。→私がそうです。
妊娠中の血糖コントロール目標値は?
妊娠糖尿病の治療の目標は
●食前の血糖値が100mg/dl未満、
●食後2時間の血糖値が120mg/dl未満、
●そしてHbA1c(NGSP)(血糖値の1~2ヶ月の平均を表す指標)が正常(6.2%未満)
であることです。
もともと糖尿病と診断されている場合や妊娠中に妊娠糖尿病と言われた場合は、赤ちゃんやお母さんが安全に妊娠を継続し出産するために、血糖値を良い値に保つ必要があります。
妊娠中は、望ましい血糖コントロールにするために、食事の工夫やインスリン注射が必要になることがあります。
最後に
3人とも妊娠した時は、初期の血液検査のHbA1Cが高め(いつも5.8%くらい)なので総合病院に移ってくださいと言われました。
知識のある方からすれば、当たり前なのかもしれませんが、私は昔から『血糖値高めだけど暴飲暴食したり、激太りしなければいいから』と先生に言われ、ぬるま湯に浸かっていたので、びっくりしました。
第一子のときは怖くてびっくりして毎日頑張って歩き、食事も減らし頑張っていました。
その次の検査ではHbA1Cは5.2%までになっていました(これでも普通にたべている旦那さんよりまだまだ高い)
結果食事制限もなくがんばれましたが、その後の授乳期にやたらとおなかが空くので沢山たべてしまいました。
最近では境界型糖尿病は合併症のリスクよりも動脈硬化が進むといわれているので、やはり糖質制限するにしても、脂肪、たんぱく質の量には気をつけていかないといけないと思います。
糖質制限ダイエット、友達もやってる人多いですが、人によって遺伝的体質というものはあるので、自分に合った減量法が見つかると一番いいのだと思います。
骨量や筋肉量を減らすようなダイエットは将来の体に大きく影響するといわれていますので、私もなるべくバランスよく。。。食べるよう気をつけています