子供に『十五夜って何?』『お月見と何が違うの?』
と聞かれて『同じだよ。』と言ってしまいましたが、きちんと説明してあげないとダメだよね。と思いました。
ちなみに、カナダやアメリカでも同じような行事があるので紹介したいと思います。
お月見はいつから?
お月見は『月を愛でる』という習慣のものは、縄文時代からあるとも言われています。その昔は電気もなかったので、必然的に明るい月を眺めて長い夜を過ごしていたのではないかとも想像できますね。
月見は中国から伝わってきた風習といれてており、貞観年間(859-877)の頃、日本の貴族社会に入ってきました。
平安時代には規模が大きくなり、その後願掛けや供物をするようになったそうです。その後庶民にもひろがり、秋の収穫物を備え、豊かな実りに感謝する行事になりました。
十五夜・中秋の名月はいつ?
十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。
十五夜の日は旧暦8月15日の月を指すので、毎年変わります。
CHECK 今後の中秋の名月
2021年/9月21日(火)
2022年/9月10日(土)
2023年/9月29日(金)
2024年/9月17日(火)
2025年/10月6日(月)
お月見、中秋の名月、十五夜の違いとは?
同じような意味で扱われることが多い「お月見」、「中秋の名月」、「十五夜」ですが、本来の意味は少し違うようです。
●「お月見」は、満月を眺めて楽しむこと
●秋の中頃である中秋は空の空気も澄み渡っており、月がよく見えるので、『中秋の名月』と呼び、お月見をするようになった。
つまり十五夜と中秋の名月は同じということでしょう。
お月見は、「十五夜」(中秋の名月)、「十三夜」(旧暦9月13日のお月見)、「十日夜(とおかんや)」(旧暦10月10日/新暦11月10日)が代表的なものであり、収穫に感謝するという行事であるとともに、お月見で月が綺麗にみえると縁起がいいとも言われています。
お供えするススキやお団子は?
本来は秋の実りとして稲穂をお供えするべきなのかもしれませんが、代用品としてススキが使われています。ススキや秋の草花とともに供える風習があります。
小さい頃からみていると不思議ととても風情のある光景で小さい頃の思い出も蘇りますね。
お団子は、農作物の収穫に感謝するものとして、また今後の豊作を祈願するものとしてお供えします。
私はあまり気にしませんが、お供えの方法としては『三方や皿に白い紙を敷き、十五夜にちなんで15個(または5個、あるいはその年の満月の数)を盛ります。』ということです。
お子さんと作ってお供えして最後に美味しくいただく!というのがいいですね。
(出典:https://www.jalan.net/news/article/482783/)
アメリカ・カナダのお月見/十五夜/中秋の名月のような行事って?
アメリカのお月見/十五夜/中秋の名月とおなじような意味(1年で1番美しく見える月を愛でたり、 農作物の収穫を祈ったり豊作を祈願する)を持つ行事としては『サンクスギビングデー(感謝祭)』というものがあります。
ハロウィーンなど海外の行事も定着しつつある日本、今後はサンクスギビングも定着するかもしれませんね!
サンクスギビングデー(感謝祭)とは?
ハロウィンが終わった後にやってくるのがサンクスギビングデー!十五夜と同じように、収穫に感謝する行事です。
アメリカやカナダって大人も楽しめるイベントがたくさんあっていいですよね。日本の十五夜もいいですが!
アメリカの感謝祭は毎年11月の第4木曜日に行われます。
サンクスギビングデーはアメリカ・カナダでは祝日です。みーんなお休みです。
感謝祭には家族や親戚が集まって過ごします。日本でいえばお盆や正月のように交通渋滞もあるほどです。
アメリカンな大皿料理をみんなでかこみますが、そこには七面鳥を丸ごと焼いたロースト・ターキー・その中に詰めるスタッィング(パンと野菜を一緒に和えて焼いたもの)・グレービーソース(焼いたターキーから出るもので作るソース)・クランベリーソースなどなど。
おばあちゃんの家などに集まってみんなでワイワイします。
とっても楽しく、美味しい料理もたくさん出てきて楽しいパーティーですよ!
最後に
いかがでしたか?
子供に説明するついでにアメリカやカナダでも同じような行事があると教えてあげてくださいね!もし将来海外に行ったのであれば参加するかもしれないパーティーですよ!
学生時代にカナダに留学をしていたので、サンクスギビングはとても楽しみにしていた行事でした。
何と言ってもグレービーソースがトテモおいしい!
日本にも浸透してほしいなと思う料理の一つです。